検索結果

No. 430 短寿命核種の放射線管理

短寿命核種の放射線管理はどうすればよいですか?

記事作成日:2021/03/12 

日本放射線安全管理学会が「短寿命の非密封放射性同位元素利用における安全確保のための使用許可の評価・信頼性担保・教育訓練等に関するガイドライン」を公表しています。

注釈

一般廃棄物

『一般廃棄物』は、廃掃法上、特別な定義が与えられています(ので、この文脈だと齟齬があります(もっとも海外のお話しですが…))。

過大に安全側の評価?

仕様書

『しかし、ICRP Pub.60 取り入れの際に、被ばく評価に必要なデータの不足等により、空気中の濃度限度、排気・排水中の濃度限度が過大に安全側に設定されている核種があり、医療機関での使用や研究の際に利用制限が生じている核種もある。』
『過大に安全側の評価が実施されている核種を洗い出す』

委託報告書

『排気・排水濃度基準に関しては、文献調査を行った国々でも ICRP の基準に準拠して核種毎の濃度限度値を設定しており、それらと比較したところ、日本が設定している濃度限度値が過度に保守的に設定されているものではないことが分かった。』

免除レベルとクリアランスレベル

『下限数量以下にまで減衰した動物や試料につい て、非密封線源の許可使用者ではない事業所にて 様々な試験を可能にすることが合理的かつ経済的である。』とありますが、規制対象物を規制対象外にするのは、免除ではなくクリアランスだと考えられます。

排水設備の放射線安全確保

『3.4 排水中のRI濃度の評価』では、排水設備が線源となることの考慮も必要ではないかと考えられます。

RI規制法との関係

『まずはきちんとデザインされた研究として実施され、いろいろなデータが積み重なって、将来的な治験としてなっていくレベルのものをきちんと医療法で受けとめたいということです。それ以外の個別のものについては、RI法で規制するということになりますが、そこの課題は今後、また、整理、追加して検討していく課題だと思っています。』

45ページ

τの説明が欠落しているのではないでしょうか。

46ページ

『以下が成り⽴つため』とありますが、供給中の減衰も考慮した方が合理的な評価になるためではないでしょうか。