短寿命核種の放射線管理はどうすればよいですか?
日本放射線安全管理学会が「短寿命の非密封放射性同位元素利用における安全確保のための使用許可の評価・信頼性担保・教育訓練等に関するガイドライン」を公表しています。
『しかし、ICRP Pub.60 取り入れの際に、被ばく評価に必要なデータの不足等により、空気中の濃度限度、排気・排水中の濃度限度が過大に安全側に設定されている核種があり、医療機関での使用や研究の際に利用制限が生じている核種もある。』
『過大に安全側の評価が実施されている核種を洗い出す』
『下限数量以下にまで減衰した動物や試料につい て、非密封線源の許可使用者ではない事業所にて 様々な試験を可能にすることが合理的かつ経済的である。』とありますが、規制対象物を規制対象外にするのは、免除ではなくクリアランスだと考えられます。
『3.4 排水中のRI濃度の評価』では、排水設備が線源となることの考慮も必要ではないかと考えられます。
τの説明が欠落しているのではないでしょうか。
『以下が成り⽴つため』とありますが、供給中の減衰も考慮した方が合理的な評価になるためではないでしょうか。